婚活男性はなぜ「10歳以上年下の女性」に申し込み続けるのか?──婚活が“人気投票”で終わらないために

今、SNSを中心に話題となっている「おぢアタック」

中年男性、いわゆる「おじさん」が、歳の離れた若い女性に対して「自分はイケる」と勘違いし、強引にアプローチしてしまう行為のことを指します。


婚活の現場を見ていると、この「おぢアタック」と同じような構図である、10歳も20歳も年下の女性にばかり申し込みをする姿をよく目にします。

しかし逆に、自分が10歳上の異性から申し込まれたらどう感じるでしょうか。多くの男性が「正直、ありえない」と思うはずです。

ではなぜ、男性はそのような行動を繰り返してしまうのでしょうか。
そして、このままでは“ただの人気投票”で終わってしまう婚活を、どうすればより現実的な出会いに変えていけるのでしょうか。

ここでは、その背景と解決のヒントを考えていきます。


男性が大幅な年下女性に申し込む心理とは?

婚活で男性が大幅に年下の女性に申し込みを続ける理由には、いくつかの背景があります。

1. 生物学的な本能と「若さ」への価値観

人間の無意識には、「若さ=出産可能性」という本能的な価値観が残っています。結婚を考える際に「子どもがほしい」と思う男性は特に、若い女性に目を向けやすくなります。


2. 男性の自己評価のズレ

多くの男性は、自分の年齢や条件に対して「まだイケる」「年下女性にも十分選ばれる」と考えがちです。
しかし現実には、婚活市場において年齢は非常に大きな要素。相手がどう感じるかを冷静に想像できず、自分の理想を優先してしまう傾向があります。


3. 成功体験やメディアの影響

芸能人や一部の経済力のある男性が「大幅に年下の女性」と結婚するケースが報道されると、「自分にも可能性があるかも」と錯覚を起こすことがあります。
実際には、それはごく一部の特殊なケースにすぎませんが、夢を追って申し込みを続けてしまうわけです。


逆の立場で考えてみると…

ここで一度、立場を逆にしてみましょう。
もし自分が40歳だとして、50歳や60歳の女性から申し込みが来たらどう思うでしょうか?

・年齢差に抵抗がある
・将来のライフスタイルが合わないと感じる
・親世代に近く感じてしまう


多くの人は、年齢差が大きいほどネガティブに受け止めるはずです。
つまり「自分がされて嫌なことを、相手にしている」という構図になりかねません。


うまくいったとしても待ち受ける「年齢差婚」の現実

仮に年下女性との結婚が成立したとしても、そこには大きなリスクや弊害が潜んでいます。

まずは平均的な初婚年齢と、夫婦の年齢差を確認してみましょう。

初婚時の平均年齢
妻:29.7歳
夫:31.1歳

→ 平均差:1.4歳

人口動態調査2023

つまり、日本の結婚の平均像は「年齢差1〜2歳」程度なのです。

さらに離婚率のデータを見ると、年齢差が大きいほどリスクが高まることが明らかです。

離婚率の現実
・年齢差5歳未満:離婚率 15.2%
・年齢差5歳以上:離婚率 33.3%

ベンナビ離婚

わずか「5歳差」を超えただけで、離婚率は2倍以上に跳ね上がります。

つまり、10歳以上の年齢差婚は「成立させる」こと以上に、「継続させる」ことが難しいのです。
経済面・健康面・ライフステージの違いなど、後から大きな壁となる要因が潜んでいるといえます。


婚活が「人気投票」で終わってしまう理由

大幅な年下ばかりに申し込みをしていると、婚活は「ただの人気投票」のようになってしまいます。

・条件の良い一部の人だけに申し込みが集中
・現実的に成立する確率は極めて低い
・申し込み続けても「断られる経験」ばかりが積み重なる


結果として、婚活に疲れたり、自信を失ったりしてしまうのです。


どうすれば現実的な婚活ができるのか?

それでは、人気投票に終わらせず、実際にご縁をつかむにはどうしたらいいのでしょうか。

1. 自分が「選ばれる立場」であることを意識する

婚活は「自分が選ぶ」だけでなく、「相手に選ばれる」活動です。
相手が自分をどう感じるかを常に意識することが、婚活成功の第一歩です。


2. 年齢差は「-3歳以内」を基本に

心理学的にも、年齢差が大きいほど共通の話題や価値観を持ちにくくなる傾向があります。
実際に成婚に結びつきやすいのは「-3歳以内」のケースが多いです。


3. 条件ではなく「関係性」を重視する

人気投票的な条件だけで相手を探すと、現実的な結婚相手に出会いにくくなります。
一緒にいて安心できるか、価値観が近いかといった関係性の相性を優先する方が、結果的に幸せな結婚につながります。


まとめ

男性が10歳以上年下の女性に申し込み続けるのは、本能的な価値観・自己評価のズレ・社会的な影響が複雑に絡み合っているからです。

しかし、たとえ結婚できたとしても、年齢差婚には高い離婚リスクやライフスタイルの不一致が待ち受けています。

・相手の立場を想像する
・年齢差の現実を受け入れる
・条件よりも関係性を大切にする


これらを意識することで、初めて本当のご縁が見えてきます。
婚活は「夢を追う場所」ではなく「現実の相性を探す場」
だからこそ、理想と現実のバランスを取りながら進めることが大切です。

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