【結婚相談所の現実】婿養子希望の婚活はほぼ不可能|親の希望で人生を諦めないでください

「婿養子に来てくれる男性と結婚したい。」
結婚相談所を運営していると、このようなご相談をいただくことがあります。
最初に結論から申し上げます。
婿養子を条件にした婚活は、現実的には極めて難しいです。
厳しい言い方に聞こえるかもしれません。
しかし、時間とお金、そして何より人生そのものを無駄にしないためにも、まずは婚活市場の現実を知っていただくことが大切だと思っています。
■ 結婚相談所には「養子」に関する項目があります
結婚相談所のプロフィールには、
□ 養子に行ってもいい
□ 養子拒否
という養子に関する項目があります。
これを見ると、
「養子に行ってもいい男性がいるなら、婿養子希望でも何とかなるのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、実際はそう簡単ではありません。
■ そもそも「養子に行ってもいい」男性がほとんどいません
弊社加盟のBIUでは、「養子に行ってもいい」と登録している男性は**全体の4.7%**でした。
つまり、100人男性がいても、養子を許容している方は5人もいない計算になります。
そして、これはあくまで「登録上」の数字です。
実際に活動を見ていると、
・養子に行くことの意味を十分に理解していなかった
・両親や親族に相談していなかった
・妻の姓になるだけだと思っていた
・現実的には実家の事情で難しかった
というケースも少なくありません。
つまり、プロフィール上では「養子に行ってもいい」となっていても、実際に養子に行く意思と環境が整っている男性はさらに少ないということです。
■ 「妻の姓になる」と「婿養子」は全く別です
ここは誤解されることが非常に多い部分です。
例えば、
「妻の姓になることは問題ありません」
という男性は一定数います。
しかし、
「法律上の養子縁組をして、相手の家の養子になる」
となると、話は全く別になります。
実際には、
・妻の姓になるのは問題ない
・しかし養子縁組はしたくない
・親族の理解が得られない
・将来の相続問題などもある
という理由から、婿養子そのものを受け入れられない方が大半です。
厚生労働省の人口動態統計(平成28年度)では、夫婦で女性の姓を選択する割合は約4%とされています。
つまり、「女性の姓を名乗る」というだけでも少数派なのです。
その上で、
「養子縁組も行い、実際に婿養子になる」
という条件まで加えると、その割合はさらに低くなります。
■ さらにその中から希望条件が合う人を探さなければなりません
仮に養子に行ってもいい男性がいたとしても、婚活ではそれだけでは結婚できません。
・年齢
・居住地
・年収
・学歴
・性格
・価値観
・子どもの希望
・ライフスタイル
など、多くの条件が一致する必要があります。
婚活市場は、条件を一つ増やすたびに対象人数が大きく減っていきます。
もともと数%しか存在しない相手に対して、さらに通常の婚活条件も求めることになるため、現実的には非常に厳しい婚活になります。
■ 実際には「本人の希望」ではなく「親の希望」が多い
結婚相談所でお話を聞いていると、
「自分はそこまでこだわっていないけれど、親が婿養子を希望しているので」
というケースが非常に多くあります。
しかし、親の希望を優先し続けることで、
・良いご縁を断る
・婚活が長期化する
・年齢を重ねる
・結果的に結婚そのものが難しくなる
ということが実際に起こります。
もちろん、親を大切に思う気持ちは素晴らしいことです。
ですが、
結婚するのは親ではなく、自分自身です。
親の希望を叶えるために婚活を続けた結果、もし結婚できなかった場合、その人生を生きるのは親ではなく本人です。
そして残念ながら、
「親の言う通りにしていたら結婚できなかった」
という後悔は、親が責任を取ってくれるものではありません。
■ 婿養子専門プランを謳う相談所もありますが…
中には、
「婿養子専門プラン」
を掲げている結婚相談所もあります。
しかし、正直に申し上げると、相談所ができることには限界があります。
結婚相談所は、
"存在しない人を探し出す"
ことはできません。
どれだけ手厚いサポートを受けても、婚活市場にいる対象者の数そのものは変わらないのです。
そのため、高額な婿養子プランなどに期待するのはおすすめできません。
■ 婚活では「理想」と「現実」を分けて考える必要があります
もちろん、
「どうしても婿養子でなければならない」
という強い本人の意思があるのであれば、その条件で活動するしかありません。
しかし、
「本当は結婚したい」
「でも親の希望だから婿養子を条件にしている」
という場合は、一度立ち止まって考えていただきたいと思います。
婚活では、
「理想を100%実現すること」
よりも、
「実際に結婚できる可能性を残すこと」
の方が重要になる場合があります。
■ 結論:結婚したいのか、婿養子に来てもらいたいのか
少し厳しい表現になりますが、
「結婚したい」のか、
「婿養子に来てもらいたい」のか、
この2つは似ているようで全く違う話です。
婿養子を希望すること自体が悪いわけではありません。
しかし、その条件を優先した結果、
「結婚という目的そのものを失ってしまう」
のであれば、一度考え直す価値はあると思います。
婚活で最も大切なのは、
理想の条件を追い続けることではなく、現実に結婚できる可能性を見失わないこと。
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