婚活中の8割が疲れているという現実──それでも結婚できる人がいる理由
※Yahoo!ニュースでも話題になった調査結果をもとに、婚活現場の実情を整理します。
「婚活中の男女の8割以上が婚活疲れ」続ければ続けるほど蟻地獄にハマる必然とは? #エキスパートトピ(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース2025年SMBCコンシューマーファイナンス「婚活・結婚に関する意識・実態調査(25-39歳対象)」によれば、婚活中の未婚news.yahoo.co.jp
婚活中の男女の8割が「疲れている」
2025年に実施されたSMBCコンシューマーファイナンスの「婚活・結婚に関する意識・実態調査(25〜39歳)」によると、婚活中の未婚男女の80.6%が「婚活疲れ」を感じているという結果が出ました。
内訳を見ると、
・男性:74.4%
・女性:86.8%
特に女性は、9割近くが疲れを感じながら婚活を続けていることになります。
ネットで「婚活疲れ」と検索すると、体験談や対処法、そして「疲れているあなたこそ当相談所へ」といった広告記事が大量に出てきます。
ただ、ここで一度立ち止まって考える必要があります。
婚活中の8割が疲れているということは、 婚活で出会う相手の8割も、すでに疲れているということです。
「この人じゃない」と感じやすい構造
婚活の現場では、初対面でこう感じる声をよく聞きます。
・何となくピンとこない
・悪い人ではないが決め手がない
・また次がある気がする
しかし、冷静に考えると不思議な話です。
お互いに疲弊した状態で出会い、短時間で判断を迫られ、しかも「他にも候補がいる」前提で会っている。
この条件下で 「最初から前向きな感情が生まれにくい」のは、ある意味当然です。
それでも婚活は続きます。
そして、
・会う → 疲れる
・疲れる → 判断が厳しくなる
・判断が厳しくなる → また振り出しに戻る
このループが、知らないうちに繰り返されていきます。
婚活で結婚していく人の共通点
「婚活は疲れるだけの不毛な活動だ」と言い切るつもりはありません。
実際、婚活で結婚していく人は確実に存在します。
ただ、現場を見ていると一つの仮説が浮かびます。
婚活で結婚していく人は、 疲れ切る前に結婚している。
婚活が長期化するほど、
・期待値が上がる
・条件が厳しくなる
・心がすり減る
結果として、「誰とも決められない状態」に近づいていきます。
自由恋愛は、結婚を不自由にする
ここで重要なのが、いわゆる**「選択肢の罠」**です。
選択肢が多ければ多いほど、人は満足しにくくなり、決断できなくなります。
婚活では、
・次も会える
・もっと条件の良い人がいるかもしれない
・今決める必要はない
という思考が常に働きます。
その結果、「選べるはずなのに、何も選べない状態」に陥ります。
これが、婚活疲れが深刻化する大きな要因です。
婚活疲れは、個人の問題ではない
実際の調査でも、婚活がうまくいかない理由は明確です。
- 条件に合う人と出会えない
男性:43%
女性:60%
- 条件に合う人から好意を持ってもらえない
男性:42%
女性:46%
つまり、 「頑張りが足りない」「性格に問題がある」以前に、構造的にマッチしにくいのです。
成果が出ない活動を続ければ、誰でも疲れます。
婚活疲れは、個人の弱さではありません。 婚活という仕組みそのものが抱える問題だと言えます。
それでも、婚活をやめなくていい
婚活という言葉が生まれた2010年頃から、すでに「婚活疲れ」は指摘されていました。
それでも今なお、多くの人が婚活を通じて結婚しています。
重要なのは、
・無理に数をこなさない
・「次がある前提」で会い続けない
・疲れている自分を前提にしない
婚活は、気合や根性で乗り切るものではありません。
続けるほど苦しくなっているなら、 やり方を疑うタイミングです。
婚活疲れに気づいた時点で、すでに立ち止まる理由は十分にあります。
※本記事は、Yahoo!ニュース掲載記事および公開調査データをもとに、婚活現場の実情を整理したものです。
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