結婚相談所業界の裏側、全て話します 【#2】結婚相談所の料金のカラクリと“ぼったくり”がまかり通る理由
──『結婚相談所は、ぼったくりすぎだ』
今回は、結婚相談所の料金の裏側を、もう少し突っ込んでお話しします。
私は、某大手結婚相談所にて20年弱勤務してきました。
結婚相談所の運営だけでなく、結婚相談所の連盟(複数の相談所を取りまとめ、会員情報を共有する仕組み)の立ち上げから運営にも携わり、何百という相談所の設立・運営の裏側を見てきました。
結婚相談所の料金は、びっくりするほど単純です。
なぜ高いのか?
答えはシンプル。
「高くしても、払ってもらえるから」
一生に一度だから… “冠婚葬祭価格” とでも言いましょう。
「せっかくやるなら、ちゃんとしたところで…」
「人生の大事な決断だし、多少高くても仕方ないよね」
こういった心理につけ込んで、高額が“当たり前”のように設定されています。
「入会金」って、なに?
改めて聞きます。
入会金って、なんの費用ですか?
入会するだけで、15万〜40万円が普通に取られます。
でも、そのお金って何に使われているんでしょうか?
実際に相談所側で発生するコストは、お客様の情報を連盟システムに登録するくらい。
この登録料、なんと数百円〜数千円で済みます。
なのに、なぜ数十万円も請求されるのか?
…答えは明白。
必要だからじゃなくて、取れるから取ってるだけ。
成婚料のトリック
冷静に考えて、成婚料ってそもそも必要ですか?
成婚料とは、お相手が決まったときに支払う成功報酬で、20万〜30万円くらいが相場です。
例えば、同じ「特定継続的役務提供」に分類される英会話教室や家庭教師に、成功報酬ってありますか?
ここにも“支払いタイミングの罠”があります。
「嬉しい瞬間」だから、誰も文句は言わない。
入会前に高額でも「まぁ結婚できるならいいか」とスルーしがちです。
そして、高い相談所は口を揃えてこう言います。
「成婚料がない相談所は、やる気がない」
「成功報酬があるから、ちゃんとサポートしてもらえるんです」
…本当にそうでしょうか?
それなら、
「月会費って何のためにあるの?」
という話になりますよね。
裏側の実話
以前、私は連盟本部として相談所から“料金設計”の相談を受ける側でした。
そのとき、普通に伝えてました。
「成婚料は高くても、皆さん喜んで払ってくれます」
成婚が決まった高揚感の中であれば、どれだけ高額でも抵抗なく支払われる──そのことを結婚相談所はよく理解しています。
本来、成婚料など不要なもの。
それでも請求されるのは、『取れるから取っているだけ』です。
『結婚』を人質にとってしまえば、結婚相談所はいくらでも特殊な項目でお金は取れるのです。
結婚相談所が高額なカラクリ?
理由は2つ。
①「高くできる」商材だから
前述の通り
“人生に一度”と思わせた瞬間に、価格は青天井です。
②“安くできない構造”になっている
結婚相談所業界はムダなコストだらけです。
そのすべてが、あなたの料金に上乗せされています。
ムダ1:広告費がとてつもない
とにかく認知を取るために広告を打ちまくります。
- テレビCM
- YouTube広告
- ラジオ・新聞・交通広告…
私が以前いた大手では、毎月2000万円以上の広告費をかけていました。
ムダ2:鬼営業の電話攻撃
結婚相談所の営業では、いまだに大量の電話営業が常態化しています。
資料請求をした人には、即電話。
他社より先に連絡するため、資料が届く前にかけるのが基本です。
さらに驚くのはその対象。
独身者かどうかも分からない、昔の古い電話帳にひたすらかけ続けるという非効率極まりない手法も、今なお使われています。
朝から晩まで、電話をかけ続ける。
全国に400人程のコールセンター要員を抱え、とにかく接触件数を稼ぐ。
…当然、これらの莫大な“人件費”が、料金にしっかり上乗せされています。
ムダ3:無料カウンセリングという名の営業トーク
「無料カウンセリング」「無料説明会」の正体は、ただの営業トーク。
マニュアル通りの流れで進みます。
- 会社の説明
- あなたの希望を聞く(→「そんな人、いっぱいいますよ!」)
- サービス紹介(→「他社よりここが優れてます」)
- 他社比較(→「うちが一番合ってますね」)
- 料金説明(→ 高く感じさせないように“例え話”でぼかす)
- 人生トークでクロージング
寄り添ってるように見せかけて、ただの営業です。
当然、営業マンの人件費と育成費が、あなたの料金に上乗せされます。
ムダ4:全国にリアル店舗
「高額商品を売るには、駅近のキレイなオフィスで対面」──これが鉄則。
だから、全国に支店が必要になります。
当然、テナント代=あなたの料金に上乗せ。
ムダ5:連盟の数でマウントを取る
「5つの連盟に加盟!」「○○万人から選べる!」
…と聞くと、なんか良さそうに思えますが、実態はこう。
- 結局、ログインが面倒で1つしか使われない
- 会員数が多い=成婚者が多いわけではない
- 実際、1万人もいれば十分
それでも、わかりやすい数字を提示できると、契約も取りやすくなる。
だからこそ、加盟料400~500万円+月額コスト+システム利用料等を払ってでも連盟数マウントをしてるんです。
もちろん、これらもあなたの料金に上乗せされます。
ムダ6:コンサル会社に依存
「もっと高く売るには?」
「クロージングを強化するには?」
大手になると、コンサル会社が介入し、業績向上のために強気なプラン設計や営業方針を提案してきます。
元大手広告代理店のセールスマンなどの肩書きを持つ外部の人を営業指導役として雇い、マーケターに数値分析や戦略アドバイスを依頼するのも、よくある話です。
もちろん、そのコンサル費用等もあなたが払うことになります。
ムダ7:「差別化」のための不要サービス
- セミナー開催(YouTubeに転がっている情報と大差なし)
- ファッション講座(でも講師は素人の職員)
- メイクアドバイス(でも講師は素人の職員)
- 書類の代理取得(自分で取得できます)
“手厚いサービス”を演出してるだけで、ただの無駄の積み重ね。
まとめ:結婚相談所が高額な理由
「人生に一度価格」が許されてしまうから。
そして、
ムダなコストと営業費用の積み重ねが、あなたの請求金額に直結しているから。
“最安値の結婚相談所”という挑戦
だからこそ、私は“最安値の結婚相談所”「mirai結婚相談所」を立ち上げました。
- 高額ブランディングをしない
- 無駄なサービスは全てやめる
- SNSで独身者を笑いものにしない
- 結婚に本気な人だけに、まっすぐ向き合う
業界の闇にメスを入れ、原点回帰を実現するために。
誰よりもこの業界を知る人間として、やるべきことは決まっていました。
今回は、『結婚相談所の料金のカラクリと“ぼったくり”がまかり通る理由』についてお話しました。
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